害虫の鎮魂を願う供養像
護鬼佛理天とは
「護鬼佛理天(ごきぶりてん)」は、上北山村の林泉寺の境内に建立された、世界でも類を見ない特別な像です。日常生活において忌み嫌われがちなゴキブリですが、彼らもまた地球の生態系を支え、懸命に生きる「ひとつの命」に変わりはありません。私たちの暮らしの裏側で、知らず知らずのうちに奪ってしまっている多くの命に光を当て、すべての生命への「感謝」と「供養」、そして「共生」の祈りを捧げるための存在、それが護鬼佛理天です。
SONOの護鬼佛理天への想い
「ともに繁栄し、愛憎劇を繰り広げてきたゴキブリとSONOの物語」
護鬼佛理天の建立は、SONOの強い想いから始まりました。現代社会において、人間中心の価値観だけで生き物の「善悪」や「価値」が決まってしまうことに、SONOは深い疑問を抱いていました。「普段私たちが目を背けたくなるような存在にこそ、生命の本質や、私たちが忘れてしまった自然への畏敬の念が隠されているのではないか」時に駆除され、排除される運命にあるゴキブリをあえて「天(神仏)」として祀ることで、人間のエゴを見つめ直し、あらゆる命に感謝するきっかけを作りたい。そんなSONOの純粋な祈りと願いが、この場所には込められています。
「護鬼佛理天」像に寄せて都市の衛生的な環境を維持するに共生の適わぬ生き物たちの鎮魂のためここに其の霊を合祀して永遠の安らぎを祈願するものである
平成十三年十月
株式会社その興産
代表取締役 社長 南園良三郎
護鬼佛理天制作意図ゴキブリは地球上に現れてから3億年たつが新参者の人類がつくりだした都市を舞台にともに繁栄し 愛憎劇を繰り広げてきたゴキブリの側の片思いの感は否めない
ここにゴキブリの腹上に寄生する都市という逆転の構図を彫刻することで我々の薄情さをうめあわせたいと思う
2000.11.20 天野裕夫
護鬼佛理天の構造説明
「未来の生命体や精緻な機械を思わせる、圧倒的ディテール」
護鬼佛理天は、単なる虫の姿を模した像ではありません。自然豊かな風景の中に突如として現れるその姿は、まるで未来の生命体や精緻な機械を思わせる、圧倒的なディテールで構築されています。
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象徴的な触覚とフォルム
「周囲の気配や宇宙の エネルギーを感じ取るアンテナ」
天へと伸びる2本の大きな触覚は、周囲の気配や宇宙のエネルギーを感じ取るアンテナのようであり、力強い存在感を放ちます。
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メカニカルなディテール
「護鬼佛理天が我らの町を飲み込む、自然の生命体」
胴体や背面には、都市の建造物や工場のパイプ、あるいは複雑な歯車を思わせる緻密なパーツが幾重にも組み込まれています。これは、人間の文明と自然の生命が複雑に絡み合っている現代の縮図でもあります。
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躍動する複数の腕
「どんな環境でも生き抜く圧倒的な生命力の象徴」
力強く外へと広がる複数の腕(脚)は、どんな環境でも生き抜く圧倒的な生命力と、すべてを包み込むような神聖さを表現しています。
怪と幽
KADOKAWA「怪と幽」にて、当社の供養像「護鬼佛理天」が紹介されました
当社では今後とも、高度な衛生管理技術を提供するだけでなく、命への尊厳と環境配慮を大切にした事業活動に努めてまいります。











